掲載内容は令和8年(2026年)4月1日時点の法令に基づいています。
この章の要点
コンプライアンスの考え方と生命保険の募集等に関する法律、約款や「ご契約のしおり」をはじめとする募集時の正しい説明を問う分野です。出題範囲は、法令だけでなく社会的規範や企業倫理を守ることも含めたコンプライアンスの意味から、保険業法で禁止される虚偽の説明・告知義務違反をすすめる行為・特別の利益の提供、消費者契約法、金融サービス提供法、犯罪収益移転防止法、保険法、さらに約款と「ご契約のしおり」、契約概要と注意喚起情報、意向確認書面、適合性の原則まで広がります。学習の順番は、まず約款が保険会社と契約者の権利義務を規定するものであり、「ご契約のしおり」がその中で契約者にとって大切な部分を平易に解説したものであることを押さえることが先です。次に募集時にお伝えする書面と確認の手順を整理し、最後に各法律の禁止行為や本人確認の基準を、法律名と結びつけて覚えましょう。
頻出論点
- 生命保険の募集等に関する法律 — 生命保険募集人は内閣総理大臣に登録されてはじめて募集業務に従事できること、契約締結の媒介か代理かの明示、虚偽の説明・告知義務違反をすすめる行為・特別の利益の提供の禁止、消費者契約法による取消しの期間(誤認に気がついたときなどから1年以内、契約締結時から5年以内)、特定保険契約、犯罪収益移転防止法の本人確認(200万円超の大口現金取引、10万円超の現金送金など)が問われます。
- ご契約のしおり・定款・約款 — 約款は保険会社と契約者の権利義務を規定し保険種類ごとに作成されること、「ご契約のしおり」は約款の中で契約者にとって大切な部分を平易に解説したもので、相互会社では定款・約款と、株式会社では約款と合本されること、申込みを受けるときに手渡して重要事項を説明し受領印を押印していただくことが問われます。
- 募集時の正しい説明 — 契約概要と注意喚起情報の違いとどちらも契約前に必ずお伝えすること、書面を手渡して理解に必要な時間を十分に確保すること、申込内容がお客さまの意向に合致しているかを書面で最終確認いただく意向確認書面、適合性の原則にもとづく提案が問われます。
- コンプライアンスの重要性 — コンプライアンスが法令や社内ルールだけでなく社会的規範や企業倫理を守ることも含むこと、お客さま本位の行動が生命保険募集人の活動の大前提であること、同じ種類でない保険の比較や客観的事実にもとづかない数値・格付けの表示が誤解させるおそれのある表示・説明として禁止されることが問われます。
問題一覧
- 第1問 生命保険の募集等に関する法律等
- 第2問 ご契約のしおり−定款・約款
- 第3問 募集時の正しい説明
- 第4問 コンプライアンスの重要性と生命保険の募集等に関する法律
- 第5問 生命保険の募集等に関する法律
- 第6問 募集時の正しい説明
- 第7問 生命保険の募集等に関する法律
- 第8問 生命保険の募集等に関する法律
- 第9問 ご契約のしおり−定款・約款
- 第10問 ご契約のしおり−定款・約款
- 第11問 生命保険の募集等に関する法律
- 第12問 コンプライアンスの重要性と生命保険の募集等に関する法律
- 第13問 ご契約のしおり−定款・約款
- 第14問 生命保険の募集等に関する法律等
- 第15問 募集時の正しい説明
- 第16問 募集時の正しい説明
- 第17問 生命保険の募集等に関する法律