生命保険一般課程試験(生保一般課程)の効率的な勉強法について
生保一般課程は、難易度はあまり高くない試験です。
そのため、出題形式や出題内容の特徴を踏まえた勉強をすれば、効率的に合格することも可能です。このページでは、試験の性格と合格基準を押さえたうえで、勉強の順番、一夜漬けで間に合うか、本番(CBT)での注意点とコツをまとめます。
スポンサーリンク
試験の性格
生保一般課程は、過去問と同じ出題が非常に多い試験です。これは、「似たような内容が多い」というレベルではなく、「そっくりそのままほぼ同じ記載」の出題が多いというレベルです。また、計算問題も出題方法や計算式が全く同じで、数字だけ違うという出題が繰り返されています。
加えて、出題形式のパターンが決まっているので、このサイトのように、過去問の形式にそった問題演習をしていれば、本番の環境に慣れることもできます。
試験の内容も、専門的な知識や計算をするようなものはなく、基礎的な内容を覚えることがほとんどです。試験の概要は生命保険一般課程試験とはにまとめています。
合格基準
生命保険協会の合格基準は「70点または60点(科目により異なる)」です。一般課程がどちらに当たるかは公式のFAQに書かれていないため、所属する保険会社で確認してください。
どちらであっても、満点を取る必要はありません。満点を目指す勉強と、合格基準を確実に超える勉強は別物です。短期間で受かることが目的なら、よく出る論点を確実に正解することに時間を使い、出題の少ない細かい部分は後回しにして構いません。
合格率について
生命保険一般課程試験の合格率は、公式には公開されていません。そのため、当サイトでは合格率の数字は書きません。
そのうえで、運営者の経験談として書いておくと、この試験は業務上、受からないと生命保険の募集ができない試験なので、受験する人は合格するまで受け続けることになります。実際の肌感としては、テキストを一読して過去問形式で演習すれば、大半の人は一度で通る試験です。難関試験ではなく、「準備をきちんとすれば受かる試験」だと考えて、必要な準備を短期間で済ませることに集中してください。
勉強の順番
過去問と同じ記載の出題が多いため、下手にテキストを読み込むより、過去問や練習問題で、問題をひたすら解いた方が効率的です。問題で選択肢に慣れれば、テキストを全く読まなくても1日で合格点に達することは、普通にできます。
・テキストはざっと読むくらいにしておき、問題演習で覚えていく
・間違いが多い部分や解説でもわかりにくい部分についてテキストをしっかり読む
ということを、2~3回繰り返せば、すばやく合格点に達することができます。要は、同じような記載で出題されるので、問題文や選択肢の記載自体を、テキストの代わりとして覚えていくわけですね。
具体的な順番は次の通りです。
- テキストをざっと読む。細かく覚えようとせず、章立てと用語に目を通して全体像をつかみます。
- 分野別に問題演習をする。各分野のページに「この章の要点」と「頻出論点」をまとめているので、先に読んでから問題に入ると効率的です。問題の多い生命保険の基礎知識と生命保険契約時の実務に多めに時間を使ってください。
- 過去問形式で通して解く。第1回から第9回まで、本番と同じ並びで解いて形式に慣れます。
- 間違えた問題だけをもう一度解く。解説を読んで「なぜ誤りか」を確認し、同じ論点の言い換えに対応できるようにします。
- 計算問題は式の形を覚える。計算問題は遺族生活資金と収支相等の原則の2種類で、数字だけ違う出題が繰り返されています。
スポンサーリンク
一夜漬けで間に合うか
結論から言えば、一夜漬けでも合格は十分可能です。試験の性格で書いたとおり、過去問と同じ記載の出題が多く、内容も基礎的です。本サイトの問題演習を1日集中して回せば、合格ラインに届く準備ができます。
一夜漬けのコツは、「全部覚えよう」としないことです。各分野の頻出論点に絞って、正誤の判断がつくまで繰り返します。告知義務違反による解除、クーリング・オフ、死亡保険金等を支払わない場合、保険金の課税関係、剰余金と配当金といった、繰り返し出題される論点を優先してください。
なお、高得点を目指す場合も、まずは問題演習の回数を増やし、よく出る部分について知識に漏れがないかチェックするのが早道です。
ただし、一般課程は本来、入社日から60日以内の受験が必須とされています(試験概要)。一夜漬けを前提にせず、受験日が分かった時点で問題演習を始めておくと安心です。
本番(CBT)での注意
試験は CBT(コンピュータを使った試験)方式で、開催期間中の希望する日・時間帯に受験します。本番で気をつけたいことは次の通りです。
- 時間配分: 試験時間は40分です。分からない問題は迷わず仮の答えを入れて先に進み、最後に見直します。
- 問題文の「正しいもの」「誤っているもの」を確認する: 設問の指示を読み違えると、知っている論点でも失点します。
- 電卓は持ち込めない: 計算問題は試験画面上の電卓ボタンを使います。式の形を覚えておけば、画面上の電卓でも落ち着いて計算できます。
- 時計・携帯電話・カバンも持ち込めない。
- 当日の欠席は返金・振替なし: 試験日の変更は、クレジットカード払いなら3営業日前、コンビニ決済・ペイジーなら7営業日前までです。
- スコアレポートは試験の翌営業日までにメールで届き、合否は試験の3営業日以降に所属する会社から知らされます。
試験の数値とルール(試験時間・合格基準・受験の時期・持ち込み・変更期限・結果の確認)の出典: 生命保険協会「CBT試験概要」、同「代理店様向けFAQ」(2025年7月)、同「【生保会社】申込み担当者様向けFAQ」(2023年5月8日)(2026年9月30日確認)。合格率と勉強法に関する記述は運営者の経験にもとづくものです(運営者について)。